キュランダ

 ケアンズ第三日目、予定では最後の観光の日であった。
ケアンズから列車に乗ってKuranda(キュランダ)村に行った。
Kuranda村には昔、金などの鉱石を採掘した時使った鉄道が 今は観光に使われている。蛇行して渓谷や滝を見ながら ゆっくり走って行く。

登山鉄道 車で行けば30分のところ3時間かけて観光しながら走るの だが、なかなか面白いものであった。






 その列車の中でガイドは青い蝶はユリシスと言い「幸せの蝶です」 と言う。
「一度見ると幸せになり、二度見ると幸せが消え、三度見ると 一生幸せになる」とか言っていた。
えっ! オオルリアゲハ(英名、ユリシス)が幸せの蝶だって?
 知らなかった!
ユリシス
何度か雨に降られたりしたが、晴れ間が少ないながらもこの オオルリはたびたび見る事は出来た。
そのお陰で後ほど詳しく述べるが、飛行機が欠航し、1日余分に 観光できたのかも知れない。
尚ユリシスの学名はPapilio ulyssesであり、 英名はUlysses Butterfly、 
そしてUlysses「ユリシーズ」はローマ神話のウリッセスの英語名で、 ギリシャ神話のオデッセウスの事である事がわかった。
 土産物屋に行くと日本人向けのチラシも置いてあり、ユリシスの 装飾品、標本、シール等がズラリと並んでいた。

チラシ> 同行の若者3人の内1人独身の彼は私に相談し、標本の良い物を 選んで買い求めた。
きっと幸せをつかむ事であろう。




 Kurandaに着き、レストランで昼食後自由行動。
「バタフライサンクチュアリー」等もあったが私はそこを見ず、
もっぱら町はずれの樹木を見て回った。
又熱帯樹林に囲まれた遊歩道を歩いたが、にわか雨などに晒され、 たまに見るオオルリとシロチョウ科の僅かしか蝶を観察することは 出来なかった。

 指定時間にケーブルカーの乗車口に集合。
このケーブルカー「スカイレール」は世界一長いとガイドは言っていた。
スカイレール しかしそれは一度頂上駅(レッドピーク)で乗り継いで行く2本の合計 であり。
一本の世界最長は日本の苗場スキー場の「苗場〜田代ゴンドラ (ドラゴンドラ)」のようだ。
以下に少し整理するとこうなる。

スカイレール
  キュランダ〜バロン間1.7Km(7分)
  バロン〜レッドピーク3.1Km(13分)計4.8Km…頂上
  レッドピーク〜カラボニカ2.7Km(10分)…反対の駅、
  総延長7.5Km
途中のバロンではレール(ケーブル)から外してから降りて 熱帯雨林と景色を見、後続の別のケーブルカーに乗り換えて行くが ケーブルは一本に繋がっているのだ。

ちなみに苗場のドラゴンドラは5.481Km(15分)である。

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