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 ウラジオストック

 一抹の不安を抱きながら平成15年6月23日 新幹線で新 潟へ、新潟空港で北海道の2人と合流、新潟空港から一路ロ シア、ウラジオストックに向かった。
ウラジオストックには1時間20分で着く。
ロシアは感覚的に遠い国と思っていたが意外と近い。
ウラジの空港では制服姿の働く女性が多く、後ほど紹介する がマガダンのレンタカーの運転手は女性であり、ロシアで女性 は男性に負けずに働いている。

ウラジオストック空港

ターミナルを出ると手配どうり案内人のデニス坊やがレンタカ ーと共に迎えに来ていた。
まずは一安心。
デニスは以前にもヤクーツクにて、同じ日本人蝶屋の案内を務 めた事の有る16歳の高校生。
英語が堪能で、Yuriの指示で来てくれている。
 ウラジオストックで一泊し明日の15時にマガダンに向かうの で、午前中時間が撮れる。
翌朝アニシモフカ村に向かうが運転手はあまり道を知らず、T氏 がデニスに示した場所を地図で見たり、途中人に聞いてやっと 採集ポイントに着いた。
町から離れて人家も見えない蝶の採集地などレンタカーの運転 手は解るわけないのか、ロシアの地図がいい加減なのかは定 かでない
ここは国道とシベリア鉄道に沿った小高い山の斜面と、道路と 鉄道を挟んで向かい側に川のある好採集地である。

アニシモフカの川 シベリア鉄道
斜面は草ぼうぼうで下はガラガラの石だらけで足場は悪い が、色んな花がいっぱい咲いている。
斜面を登り下りして、ひっきりなしに飛んでくる蝶を夢中でネッ ト、とうとう転倒してスネを擦りむいてしまった。
わざわざロシアまで蝶採りに来たのだ、こんなことで挫けてい られない。
私はここでパルナシウス ノミオン他16種類の蝶をゲット、幸 先の良いスタートである。
聞いてみるとノミオンは私しか採っていないという。
S氏が見せてくれと言うので3頭の内1頭を分けてあげた。
S氏とは今回始めて同行するわけで、今回の旅がきっかけで 今は北海道の蝶を遠慮なく送ってくれる仲になった。
この歳になっても趣味を通じて友人はどんどん増えてくる。

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