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はじめに
ウラジオストック
マガダン
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ウスバキチョウ採集記
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ロシアの人々
シベリヤ抑留者
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マガダン
ウラジの空港から北北東の方向、マガダンへ向かう。
3時間で着いた。マガダンの空港でYuriがレンタカーの運転手を
連れて迎えに来てくれた。
この運転手は女性である。中々の美人で名はオクサーナと言い
Yuriの
奥さんかな
・・・・・
と思ったがそうではないらしい。
マガダンは雨だった。
今日から7日間滞在する、天候は大丈夫であろうか。
雨の中、空港からオクサーナ運転のトヨタのマイクロバスに乗っ
て宿泊地のパラツカに向かう。
何処までも続くカラマツ林を見ながら舗装のされていない国道を
延々と走る。
所々の広範囲の唐松が真っ黒に焦げている。
シベリヤは山火事が多いそうだ。
途中この地では珍しい、綺麗な地下水が湧き出るところで休息
し、パラツカに着いたのは夕方。
宿舎で世話になる二家族のオバさんとの紹介も済ませ、Yuriと
共に摂った夕食時に明日からの採集の打ち合わせ、と思いきや
採集の許可が取れていない事を知り唖然とする。
明日24日はマガダンの町に戻り、役所に行き全員面接を受け
るのだと言う。
言葉が通じなくて大丈夫かな。
翌朝パラツカを出発、マガダンの町には午前中に着き、我々は
駐車場で待つ。
Yuriと代表のT氏が役所に行き、戻ってくると全員午後2時に来
いと言う。
遠くから車でやって来たのに、いかにもロシアの官庁らしい。
それまで市内の見物だ。
マガダン市は同名州の州都であり、スターリン時代に収容所が
作られ囚人によって開発された町なのだ。
郊外の小高い丘の上に同時代に大粛清があり、その時の犠牲
者の慰霊碑があった。
その慰霊碑の周りには何と日本では高山にしか生えていないコ
マクサが犠牲者を慰める様に可憐なピンクの花を沢山咲かせて
いた。
そのコマクサこそウスバキチョウの食草なのである。
今日は昨日のように雨は降っていないが曇り。
こんな手続きで一日つぶれてしまい、晴れていたら一時間でも
もったいない所であるがまあしようがない。
無事に許可が取れて、明日から晴れてウスバキチョウに巡り会
える事を祈る。
2時近くになってもYuriは慌てる様子もなく、2時に少し遅れて
再び役所に着いた。
意外と時間にルーズである。
まずYuriとT代表が行く。しばらくして二人が戻って来た。
採集許可はOK、個人面接は免れ全員が無事採集出来る事に
なったのだ。
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