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ウラジの案内人ポリスマン
翌朝マガダンを後にして、カムチャッカ半島の西を一路南
下、ふたたびウラジオストックに着く。
天候は曇り、気温が高いのでマガダンと違って蝶は飛ぶ。
オオイチモンジのポイント、アニシモフカ村に向かう。
オオイチは全然いないので、先に色んな蝶が沢山採れたシベ
リア鉄道沿いの斜面に行く。
相変わらず蝶は多かったが蝶相は変わりノミオンはいなく、ホ
ソチョウがやたら飛んでいた。
3日間の案内人、バジュームは元海軍出身でモスクワの現役
警察官(ポリスマン)である。
モスクワから汽車でたった10時間の所に住んでいる、是非遊び
に来てほしいと言う。
採集地を移動しながら車の中で昼飯を食べている時、このポリス
マンは飲み終わったビールビンをポイと捨ててしまった。
我々はびっくり。
このマナーがマガダンもそうだったが国道沿いにやたら古タイヤ
やポリタンク、空き瓶などのごみがいっぱい捨ててある状況を作
り出しているのだ。
私がロシアの大統領ならば即、国土を綺麗にするキャンペーンで
もやりたいところだ。
ロシアの一部を垣間見ただけでえらそうな事は言えないが、広い
国土のロシアでは何でもない事であり、日本の感覚では理解でき
ない事なのかもしれない。
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